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「ワールド・ウォーZ」(2012)決して油断するな!コロナウイルスとの闘いは始まったばかりだ!

1ポスター

ベストセラーを記録した、マックス・ブルックスの小説を実写化したパニック大作。人間を狂暴化させる未知のウイルスの感染原因を解き明かそうと、感染者と非感染者の死闘が繰り広げられる世界各地を駆ける元国連捜査官の姿を、生き詰まるタッチで活写すると紹介された作品。(映画.com)


現在のコロナウイルス感染騒動のなかにあって、感染原因を解き明かそうとする国連捜査官に興味を持ち、作品案内を見て、この作品を選びました。

Zが何を意味するかが作品の中に出てきて、“そういう作品か”と唖然としましたが、これまで見たことのないZ作品で面白かったですが、ウイスル感染という視点からも、コロナ感染騒動の真っただ中で観るだけに、考えさせられる作品でした! 製作にブラッドビットが加わっており、彼の先見性にあっぱれと言いたいです!

監督は「007 慰めの報酬」「ネバーランド」のマーク・フォースター。製作:ブラッド・ピット、デデ・ガードナー、ジェレミー・クライナー、イアン・ブライス。脚本:マシュー・マイケル・カーナハン、ドリュー・ゴダード、デイモン・リンデロフ、 撮影:ロバート・リチャードソン 。

出演はブラッド・ピット、ミレイユ・イーノス、ダニエラ・ケルテス、ファナ・モコエナ、アビゲイル・ハーグローブ、ターリング・ジェリンズ、ジェームズ・バッジ・デール、マシュー・フォックスらです。

あらすじ(ねたばれ):
タイトル前に、TVニュースで世界の動物の異常行動が流れる。このニュースにどれほどの人が関心を示したか?

ペンシルバニア州・フィラデルフィア
元WHO職員のジェリー・レイン(ブラッド・ピット)。妻のカリン(ミレイユ・イーノス)、長女レイチェル(アビゲイル・ハーグローブ)、次女コニー(スターリング・ジェリンズ)と朝食中、TVで「戒厳令発令!」というニュース。コニーが「戒厳令ってなに?」とジェリーに聞くが問題とされることなく、学校に子供たちを送るために4人は車で出掛けた。

大渋滞が始まる。人が下車して走り出す。トラックが暴走して車列に突っ込み混乱の発生。大勢の人が一斉に走り出す。ウインドウに頭をぶつけてくる男。男に喰いつかれ10秒ほどで痙攣をおこす人。「10秒!」とカウントするジェリーは元WHO職員!さすがです。(笑)
2街の混乱

運転を妻のカリンに替わり、ジェリーが拳銃で寄ってくるものたちを脅しながら郊外に脱出。

そこにWHO事務局次長ティエリー(ファナ・モコエナ)から「復帰してくれ!」と電話が入った。

ニュージャージー州・ユーアーク
人が街頭に溢れ大混乱。カリンが「頭が痛い」というのでドラッグストアーに立ち寄る。が、大半の物はなくなっている。カリンは慌てて食糧品を買い漁り、ジェリーは薬を買った。襲われるので拳銃をぶっ放すという有様。車を盗まれ、付近のアパートに逃げ込んだ。

ティエリ―から「夜明けアパートの屋上でヘリを待て!」の指示を受け、トム一家の部屋に泊めてもらった。
ラジオニュースで「1~2週間の食糧を準備して、部屋から出るな!」と警告している。

早朝、ナイフで槍を作り、腕をボール紙で防護し、家族とトム家の長男を伴って、襲ってくる感染者を脅しながら屋上に出て、国連ヘリに救出された。

ジェリー一家は国連指揮艦、空母「アーガス」に着艦した。
家族にはベッドが与えられ、ジェリーは次長ティエリ―から「感染が世界規模であり、各国が壊滅状態であること。原因はウイルスであり発生源を突き止め、ワクチンを作りたい。最初の報告は在韓米軍基地からのメールで、感染者をZ=ゾンビと言ってきたこと。ファスバック(エリス・ガベル)博士がこれに当たるが援助して欲しい」と依頼されるが、「家族がいる」と断った。

しかし、艦にいるものはそれぞれ役を担っていると説得され、カリンと話し合って、引き受けることにした。かってWHOで何があったか知らないが、「断った!」のはジェリーのチョンボでしょう。(笑) 

韓国ハンフリーズ米軍基地
ジェリーは博士・海兵隊員とともに130機でに着いた。雨の中、機から降りると、いきなり射撃され、博士が転んで銃お暴発させ亡くなった。(笑)博士が遺したのは「ウイルスの最凶と思われた部分が、弱点だったりする」というもので、後にジェリーが対策を見出すヒントになる。
3韓国

スピーク大尉(ェームズ・バッジ・デール)から状況を聞く。外泊した兵士が感染して隊舎に戻り噛んだ兵士は15~6名。診察した医者を通して広がったという。兵士の中に足に傷があるが正常なものがいることを不思議に思った。

檻に入れている男が元CIA(デヴィッド・モース)だと言い、北朝鮮に武器売買で入っていたがそこでは2300万人が歯を抜かれたという。(笑) 彼から「エルサレムでは壁を作っている」を聞いて、モサド高官ユルゲン・ヴァルムブルン(ルディ・ボーケン)の意見を聞こうと思い立ち、直ちにイスラエルのアタロット空港へと発った。

ユルゲンに会う。
彼はインドの将軍の文書のなかでゾンビという言葉を見つけ、直ぐに対策を始め、感染者と非感染者を分断する高い壁の街を築き、避難民を2か所の門で受け入れていると自信たっぷりに話す。

ユルゲンの案内で壁の街を見学している最中に、避難してきた人たちが歓声を上げると壁の外のZたちを刺激し大勢のZが集まり大混乱。あという間に、無数のZたちが群がってできた巨大人柱で感染者が乗り越えて侵入してくる。救援ヘリは群がる人々で墜落!暴動が発生し、軍の発砲が始まった。そこは地獄だった!だがZのなかにいて、Zに噛まれないひとりの少年がいた。
4人梯子

ジェリーは逃げるなかで、Zに襲われたイスラエルの女性兵士セガン(ダニエラ・ケルテス)に助け、空港に走り着いたが、C-130は発進、置き去りにされた。

幸いにもそこに到着したルフトハンザ機。空港の混乱のためそのまま飛び立とうとする機に搭乗させてもらう。
5飛行機で

ジェリーは韓国で見たZのなかでピンピンとしていた兵士、エルサレムで見た少年、ファスバックの言葉「ウイルスの最凶と思われた部分が、弱点だったりする」から、ある種の病原菌をもつ者にはZは襲わないのではないかと推論し、機長とWHO指揮艦にいる次長ティエリ―と話させて、WHOワクチン研究所のあるウエールズ・カーディブ空港を目指すことにした。

機内に感染者がいた。あっという間に機内に広がった。ジェリーはセガンが携帯していた手榴弾で機体の一部を破壊し、その破壊口から風圧で外にZを排出した。

空港近くの森の中に不時着した。ジェリーは負傷したが、セガンに助けられWHO研究所に辿りついた。
3日間眠り続けたが、目が覚め、研究員のハビエル(ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ)に自分の考えを述べ、所長ブリット(ピーター・キャパルディ)が研究している細菌が欲しいと訴えた。所長はZウイルス研究中に感染して、80人の所員とともに研究棟を閉鎖しているという。

ジェリー、ハピエル、セガンが武装して密かに研究棟に侵入、ハピエルとセガンが陽動行動でZを引きつけ、ジェリーが薬剤保管室に侵入して自らその中の一本を注射し、Zと対峙して効果を確認した。

ジェリーは透明人間のように“Z”たちのいる研究棟を抜け出すことに成功した。

彼はカナダ、ノバスコシアセーフゾーンに収容されている家族のもとに急ぎ、再会を喜び合い、「決して油断するな!Zとの闘いは始まったばかりだ」と告げた。

感想:
物語はサスペンシフルで、アクション、ホラーと見応えがあります。特に集団感染で、街が混乱、城壁を超えて押し寄せるZの群衆や航空機から感染者を排出するシーンは圧巻です。未知の“Z“の正体が少しづつ見えてきて、家族愛のエピソードを交えながら最後まで飽きさせない脚本も見事でした。
“Z”の行動に物語の主体があるため、ウイルスの発生源・症状・伝染などの細かいところがぶっとんでいるのが残念でした。

NYの街頭に突然感染者が出現。ここから感染が始まり、道路の混乱、商店から物が消え、街が焼かれ、暴動になっていく都市の崩壊プロセスが、沢山のエキストラを使い実にリアルに描かれています。現在の米国における警察官の黒人暴行に反発するデモ・暴動を見る思いでした!

壁で隔てることで感染者と非感染者を隔てることができるか?最後には武器を使わざるを得ず、こんなことを考えるとぞっとします!

ここでは動物の異常行動についてのニュースが、ほとんど人には届くことなく、大部は垂れ流されるという、この怖さ!的確な警報がいかに大切かということを教えてくれ、わか国の感染症監視システムが気になります。

「1~2週間の食糧を準備し自宅から出るな」という政府指示。これをやったら暴動になるかもしれませんね! 暴動のような事態に、我が国にどう対処するのかと考えさせられます!作品のなかでモサド高官ユルゲン・ヴァルムブルンが「10人中9人がyesなら、ひとりはnoと言った方が良い。それが俺だった!」と語りますが、“未知に備える”とはこういうものだと思います。

ジェリー夫婦は携帯電話で安全を確かめ合うことにしたが、ジェリーの携帯は通話中によく中断され、その度にカリンは不安に駆られる。「アメリカン・スナイパー」(2014)でも描かれるように、現場の空気が直接妻に伝わり、大きなショックを与える。便利ですが、怖い!存在になりました!

ジェリーの言う「Zウイルスは自身を死滅させる可能性を保有する人間には感染したがらない、病人ならZに襲われない」という説は、この作品の肝ですが、これを学術的にしっかり説明してくれるとこの作品に対するもやもやが晴れたかな!と思っています。

決して油断するな!コロナウイルスとの闘いは始まったばかりだ!」と気を引き締めたいと思います。
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「鉄道員」(1956)

1ポスター

主題歌「鉄道員のテーマ」はどこかで耳にしているでしょうが、このタイトル?なんの話?(笑) それほどに地味な話で、胸に刺さる家族の話なんです。
戦後10年、電気機関車が牽く急行列車の機関士は憧れの職業のひとつ(日本でも同じでした)。「機関士の俺は特別!」と勘違いし、家族や友人を傷つけ、絆を失った頑固親父さんが幼い息子の力を借りて、それを取り戻すという、どこにでも転がっている、今に通じる話です。

耳が痛い話で、この作品を観ながら反省するという、常に胸の中に締まっている作品です。

監督:ピエトロ・ジェルミ、脚本アルフレード・ジャンネッティ、ルチアーノ・ビンチェンツォーニ 、撮影:レオニーダ・バルボーニ 、音楽:カルロ・ルスティケリ。
出演者はピエトロ・ジェルミ、エドアルド・ネヴォラ、ルイザ・デラ・ノーチェ、
シルヴァ・コシナ、サロ・ウルツィ、カルロ・ジュフレ、レナート・スペツィアリらです。

あらすじ(予告編で全て思い出せるのではないでしょうか!):
マルコビッチ(ピエトロ・ジェルミ)はミラノーボローニャ間を走る急行電車の機関士。ミラノ駅に帰り着くころに、幼い息子のサンドリーノ(エドアルド・ネヴォラ)が「乗務員だ!」と改札口をパスして父を誇らしく出迎える。「今度は機関士マルコビッチの息子だと言え!」と抱き上げる。大きめのオーバーを着で大股に歩くサンドリーノ:エドアルド・ネヴォラが圧巻の可愛らしさです!これでこの作品は大成功です。(笑)

この日はクリスマス。家族が全員集まっていた。結婚した長女のジュリア(シルヴァ・コシナ)は大きなお腹を抱え、夫レナード(カルロ・ジュフレ)と一緒だった。ジュリアのシルヴァ・コシナが美しく、肩入れしたくなりますね!
2姉

長男のマルチェロ(レナート・スペツィアリ)は仕事がなくぶらぶらしていて、父とは合わない。しかし、義兄のレナードとは商売の話をする仲でした。

戻ったマルコビッチはサンドリーノを先に帰し、ウーゴのバーに寄って、飲んでるうちに仲間と盛り上がり、深夜の帰宅した。本人は家族に迷惑をかけたという自覚は全くない。ところがシュリアが急に産気づき入院したが、死産だった。

ジュリアは「あんな男!」と結婚に反対する父を押し切って食品店を営むレナードと結婚したこと、結婚式で「絶対に男の子を産め!」と、酔っぱらっていたが、喚く父の言葉が胸に刺さっていた。

ジュリアは、死産を機に、実家に寄りつかなくなり、レナードともうまく行かなくなった。

そんなある日。雪で視界が利かないなかでの運転中に、若い男の飛び込み自殺に遭う。いやな気分を払いように酒を口にして運転。赤信号を見落として大事故を起こすところだった。この事故で停職処分を受け、身体検査を経て、古い蒸気機関士へと配置転換させられた。

ジュリアはある男と付き合い始め、これを目撃したサンドリーノに「内緒!」と口止めした。レナードが産院で無神経に「子供が欲しかった!」と喋ったのが悪かった!

一方、レナードはジュリアの母親サラ(ルイザ・デラ・ノーチェ)に「もうやってゆけない!離婚を考えている」とこぼしにやってくると、サラがこれに同情するんです。(笑)
レナードは今でもジュリアが好きなのに本人に言えず、母親に話すというのが面白い。よくある話で、よく書けた脚本だと思います。

マルコビッチはスト決起宣言する労組大会で間違った自分の処遇を取り上げて欲しいと訴えた。しかし、無視された。彼はウーゴの店で飲んでクダを撒き、酒に溺れていった。

サンドリーノはレナードの味方。ジュリアの新たな男の車をパチンコで傷つけたことで、ジュリアが母サラに会いに来て、マルコビッチと鉢合わせ。マルコビッチはジュリアに手を上げた。そこに長男のマルチェロがきて親子喧嘩。マルチェロが家を出た。

スト決行の日。マルコビッチは急行列車の機関士として勤務した。「マルコビッチはスト破り」の落書きが出現、サンドリーノは仲間はずれとなった。マルコビッチは居場所を失い家を出てしまった。

そんななかで、サンドリーノはレナードから頼まれてクリーニング店で働くジュリアに衣類を届け、姉の元気な様子を母サラに話し、「姉と父はどちらが悪いの?」と聞いた。サラは「話さないことが積もってこうなった。皆、上辺だけで、本当の幸せでない!」と涙を流した。サンドリーノはこの母の涙を見て、父を迎えにいくことを決めた。

幼いサンドリーノの迎えで、マルコビッチは「自分は特別だと思っていたが、何でもないことに気付いた!」と反省し、ふたりでウーゴの店に寄り、今までのように仲間に入れてもらい、歌っていて突然倒れた。
3唄う父

クリスマスの日。マルコビッチが退院して帰宅。大勢の客から祝福を受け、妻サラに感謝の言葉を掛け、ギターを奏でながら眠りについた・・・。
                
感想:
鉄道員一家の日常生活が子供目線で描かれるとても平易な物語の中に、哀愁に満ちた音楽で、それぞれの家族の細かい感情が掬い取れ、家族にとって何が大切なのか、人としでどうあらねばならないかということが伝わってくるすばらしいドラマでした。

一番苦しんだのは誰?お母さんですよね。母の涙でお父さんを呼びにいく幼いサンドリーノ。厚いオーバーを着て、すこし蟹股で急ぐサンドリーノの姿が目から離れません!
4母

家族が分かり合え、絆を取り戻したのも柄の間。マルコビッチが癌で眠るように亡くなってしまうという結末。母サラが「部屋が広くなった」と気丈に振舞うがぼんやりした表情。父に代わって兄マルチェロと一緒に学校に出掛けるサンドリーノの笑顔で終わるエンディング。力強い家族の再出発でした。

物語はこのままで時を経ますが、キャストの皆さんが次々となくなっていく。長女ジュリアを演じたシルヴァ・コシナが1995年に亡くなるんですが、これが悲しかった。生き続ける家族の物語であって欲しいです
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「ソニック・ザ・ムービー」(2020吹替版)ガンバレ!爽快が一杯の日本発キャラが良い!

1ポスター

日本で生まれの人気キャラクター“ソニック“がハリウッドで映画化され日本に凱旋!ゲームを全く知らないですが、日本発となれば観ないわけにはいきません!早速応援に駆け付けました。まったくのゲームど素人の観賞記です。

ある星から地球にやってきたハリネズミの“ソニック”。退屈で、ある日、超音速で走り回ったことで生じた高磁界で大停電を引き起こす。「犯人は誰だ、そのエレルギーが欲しい」と連邦警察とその雇人である変人博士に追われるが、正義の保安官の助けを借りてこの危機を乗り越え、次回からは仲間となった保安官と人のために大活躍するぞというアドベンチャー、アクション、コメディ。“ソニック“入門編です。

青いハリネズミの“ソニック“が超音速で走る”ドラマ“は疾走感で半端ない。何事にも動じない、前向きの行動力でちゃめっけがあり、それでいて寂しがり屋。こんなキャラは側に置いておきたい!爽快が一杯の日本発キャラが良い。(笑) 次作も必ず観に行きます!

監督はアカデミー賞短編アニメーション部門ノミネートの実績を持つジェフ・ファウラー、脚本:ケイシーパット&ジョジュ・ミラー。
製作は「ワイルドスピード」シリーズのニール・H・モリッツ、トピー・アッシャー、中原鐵、伊藤武。
製作総指揮:里見治、里見治紀、前田雅尚、ナン・モラレス、ティム・ミラー。

出演はジェームズ・マースデン、ベン・シュワルツ(声)、ティカ・サンブター、ジム・キャリーらです。

あらすじ(ねたばれ):
特別な力がある者は狙われるから隠れなさいとオビワン家のロングクローから授かった魔法のリングで映し出したモンタナ州グリーンヒルズの田舎町にやってきたソニック(ベン・シュワルツ)。10年間隠れて暮らしていたが、ある日、車なんぞ滅多に通らない道路でスピード違反取締をしている真面目なトム(ジェームズ・マースデン)の前を猛スピードで駆け抜け、時速476kmと計測された。そのとき落とした青い棘がふたりの間を取り持つ縁になった。
2スピード

トムの家を覘くと妻のマディ(テイカ・サンプター)と仲睦ましく話している。トムのサンフランシスコ市警への転属が決まったらしい。

少年たちの楽しそうに野球を見て、夜間、全ポジションをひとりでこなす野球をやった。とにかく楽しかったが、寂しい!鬱憤ばらしに猛烈なスピードで何回もベースランニングをしたら超磁界が発生したらしく、米国北西部が停電するという大停電事故が発生した。
3ドクター

政府は軍隊を派遣し、天才的な科学者ドクター・ロボトニクに協力を求めた。ロボトニクは最新鋭の捜査資機材を搭載した科学車で乗り込んできた。沢山のドローン偵察で巨大な足跡を発見。その足跡の下に隠れ家があったソニックはリンクでキノコの国に疎開しようと思ったが、捜査隊がきたため知った家とトムの処に駆け込んだ。

そのときマディはサンフランシスコの妹レイチェル(ナターシャ・ロスウエル)ところにいて留守だった。

うまく逃げ込んだソニックがキノコ国に逃避しようとリンク中に、あらい熊と間違えてトムがマディの麻酔銃でソニックを撃った。リンクはサンフランシスコの文字を読み取って飛んでいった。

この麻酔がよく利いて、ソニックはゲージの中で目を覚ましてトムと初対面。トムを「ドーナッツキング」と呼んだ。(笑)

駆けつけたロボトニクをトムがうまく撒いていたが、ロボトニクが放ったドローンがひつこく身を隠しているソニックを追ってくる。ソニックは我慢できずに飛び出し、トニーと一緒に車で逃げ出した。駆けつけたロボトニクは助手のストーンに取り逃がした責任を押し付ける。(笑)

ソニックとトニー。ソニックがリンクを探しにサンフランシスコに行きたというが、トムは職務放棄になるとソニックを降ろした。が、一瞬のうちにソニックがサンフランシスコ湾を調査し頭に魚を乗せ「あんたが撃ったからこうなった」と戻ってきた。(笑)

トムは「俺のいうことを聞くなら手伝う」と、ふたりでサンフランシスコに向かった。

途中の店でトムは仲間のウエイド(アダム・バリー)に電話して騒動の成り行きを聞くが、そこにはロボトニクがいた。

ソニックは店に集まってくる若い者たちの騒ぎに魅了され、メガネを掛けてポップダンスの中にいた。
4バーで歌った

「俺にはやりたいことがある」と日ごろの鬱憤を晴らすように、ダンス、ダース、バスケ、ドデオ・・・とはしゃぎまくる。そこに大男の三人組は来て、大騒ぎになった。ここでは“ソニック”の動きに合わせるため、他のキャラクターの動きが止まってしまい、“ソニック”のやりたい放題で、トムと連携して大男たちを徹底的に痛めつけた。(笑)

この夜のモーテルで、“ソニック”は「グリーンヒルズを去りたくない」と言い、トムに「何でサンフランシスコのお廻りになる、グリーンヒルズで大切な人を守れ!」と説いた。

翌朝モーテルを出ると、ロボトニクが追ってきて、激しいカーチェイスになった。戦車ロボットや地雷攻撃と仕掛け、ミニヘリで車体上部を切り、トムの車はオープンカーになっちゃった!(笑)
くっつき爆弾の破裂でソニックが気を失った!これを科学車のモニターで見たロボトニクが「やつは死んだ!」と歓声を上げた。これを助手のストーンが危ぶむ。
5オープンカー

トムは“ソニック”を連れて妹のレイチェル宅に滞在しているマディを訪ね、ソニックの治療に当たらせた。
一方のロボトニクはソニックの棘を分析して膨大なエネルギーが存在していることを確認し、ソニックの行方を再び探し出す。
6エネルギー?

このあと、ソニックはどうやってリングを手にいれ“ソニック”、トム、マディがグリーンヒルズに戻ったか。そしてロボトニクとの決着はどうなったか、劇場で確認してください。・・・・
                *
感想:
走るスピード感と喋る早口テンポで、ドラマのテンポも良い。ゲームとリンクしながらめっちゃくちゃに走る展開が爽快だ!!

それでいてちゃんと“ソニック”とトムの成長物語りになっている。これがないと映画の価値はない!
生き物の命を大切にする“ソニック“がトムと出会い友情を学んでいく。トムが真の警察官として田舎で働くことに意義を見出し、妻のマディが獣医で”ソニック“を懸命に治療し励ます姿など、困っている人を放っておけない物語。

“ソニック”のキャラクターはよく物語に合っている。大した攻撃力を持たないが、頓智で次々に戦法を編み出すところが良い、日本人らしい普通の子供という日本発のキャラでした!(笑)
ロボトニクが放つ各種のロボット、ドローン、ミサイル搭載ロボット戦車、槍を持つ一輪車(戦車)、ロボトニクが乗る小型宇宙船?などとても面白いキャラクターだった。そして音楽とアクションがド派手で垢ぬけ、これはアメリカ産でした。

ビランのジム・キャリー。大風呂敷を拡げ何をするかとヒヤヒヤさせながら、つまらんことで失敗をしでかすというジム・キャリーのユーモア溢れた演技を忘れてはいけない。大きく変身してDr.エッグマンとなったロボトニク、どう攻めてくるか?
楽しみな実写ゲームムービーの出現でした。予告がありました!楽しみにしています。
***
声優;
ソニック:中川大志
ドクター・ロボトニック:山寺宏一
保安官トム:中村悠一
マディ:井上麻里奈

「ファイヤーフォックス」(1982) ロシア語で考えろ!

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音速の6倍で飛行し、レーダーに影すら残さないソ連戦闘機ミグ31(NATOコード:ファイヤーフォックス)を盗み出すベトナム戦で活躍したアメリカ空軍パイロット、この軍人をクリント・イーストウッドが演じるという。まさか!とNHKBSプレミアムで観ました。(笑)映画界ではスパイもの映画として「007」が席巻するなか、スぺ―スものとして「スターウォーズ」が登場。このような環境のなかで、本作の製作企図がどこにあったか?“観れば分かる!“という、”歴史を感じる映画“でした。

マッハ6の飛行がどう描かれるかという興味もありました。

原作はクレイグ・トーマスのベストセラー小説。製作・監督はクリント・イーストウッド、製作総指揮はフリッツ・マーネイズ、脚色はアレックス・ラスカーとウェンデル・ウェルマン、撮影はブルース・サーティーズ、音楽はモーリス・ジャールが担当。出演はクリント・イーストウッド、デイヴィッド・ハフマン、フレディ・ジョーンズ、ウォーレン・クラーク、ナイジェル・ホーソーなどです。

あらすじ:
米空軍大尉ミッチェル・ガント(クリント・イーストウッド)は空中戦の敵戦闘機(ソ蓮機)パイロットを勤めていたが、ベトナム戦時のPTSD発作のため退役し、アラスカ州で療養していた。そこに武装ヘリが迎えにきて連れ出されSIS本部に出頭(笑)。「ロシア語が話せてソ連機を操縦できるのはあなたしかいない」と半ば強引に説得させられ、「ソ連ビリヤスク秘密基地に潜入して、開発中のファイヤーフォックスを盗み出す」という任務に就くことになった。

ファイヤーフォックスは出力2.6トン、戦闘高度36000m、思考制御誘導方式、マッハ5以上の能力を有し、世界を制する機体だ。
3ファイアーフォックス

秘密基地での実験担当主任のバラノビッチ博士(ナイジェル・ホーソーン)は反体制のユダヤ人で、情報ルートは確保されているという。

ガントのPTDS原因は近接爆撃中に対空砲で撃たれ地上に脱出。救出に来た友軍機が放ったナパーム弾で少女が消えたことによるもの。これはイーストウッドらしい設定だと思います。

トレーナー、F104、F4ファイターで再訓練をしたのち、ロンドンでイギリス秘密諜報局のケネス・オーブリー(フレディ・ジョーンズ)から具体的任務を受けた。「麻薬売人レオン・スプラーグになりすましモスクワのクラスノホルスキ橋に行け。そこで迎えにきた3人に会い、あとは彼らの指示に従え!ファイヤーフォックス機を盗んだ後は、このトランジスターラジオの指示により、給油基地を探せ!」というものであった。

ガントがモスクワに現れると、すぐにKGBに追跡される。指示されたクラスノホルスキ橋に行くとレオン・スプラーグ以下3名が現れたが、いきなりレオン・スプラーグが殺害され、ガントは新しいパスポートが渡され「マイケル・ルクス」なる人物になって指定されたホテルへと急いだ。

下車駅で非常線を張っていたKGBに尋問され、トイレの中でこの男を殺害し、橋に迎えに来た現地協力者ウペンスコイ(ウォーレン・クラーク)と落ち合った。
2現知人による案内

運送会社員のグラズノフに化けて、ウペンスコイとともに配達車のバンでビリヤスク秘密基地を目指す。途中検問所で写真を撮られ、KGB車に追わる。が、追随する(バラノビッチ博士とともに働いている)セメフスキー博士(ロナルド・レイシー)の車に乗り換え、トランクに隠れて、秘密基地に侵入してパラノビッチ博士に匿われた。

博士は「明日の試験パイロット・ボスコフが現れたら入れ替わること!思考制御誘導はロシア語で考えること!武装はミサイルに機関砲それに後方防御ポットが装備してある」と機の性能を話し、「格納庫で火災を起す、その混乱を利用して飛び出せ!」と発進後航法装置に入力する座標を渡した。

KGBも米軍パイロットが侵入した可能性があると臨戦態勢。出勤したボスコフを殴り縛り上げテープで口を封じてサウナに隠し、火災発生を待つガント。
5搭乗

火災が発生。ガントはボスコフの与圧服、ヘルメットを着けて機に搭乗し、大空に舞った!しかし、格納庫ではパラノビッチ博士らがKGBに射殺された。試験を視察に書記長(ステファン・シュナーベル)がやってきた。
https://youtu.be/DWHl21BGIfk

ソ連指導部は書記長の激しい怒りでガント追跡の指揮に混乱を生じたが、最終的にファイヤーフォックス2号機でこれを追わせることに決定した。

ガントは機体性能を確認するため、低高度で雪面を跳び、衝撃波で大きな雪崩が発生、海面では高い波の壁が立ち上がる。

ソ連の戦闘機、地上から、巡洋艦からのミサイル攻撃をかい潜り、民間機に姿を見せて航路を偽編し凍結した海面に降りて潜水艦からの給油を受けて、アラスカへと飛び立った。

そこにファイヤーフォックス2号機が現れ、2機によるドッグファイト。
                
感想:
物語は前半でビリヤスク秘密基地への潜入行動、後半でパイロットの脱出行動が描かれます。
前半、
何が起きるか予測できないところを省いた命令でモスクワに飛び出したガントは、KGB部員を殺したことでKGBに追われ、何が起きるか分からないとミステリアスで、多分に「007」を意識して観ましたが、これほどの迫力はなかった!しかし、イーストウッドの魅力は表現されえいました。ここはむしろ、ユダヤ人に対する迫害、チェコ侵入に対する抗議などソ連への非難、GBによる監視社会など人権侵害や自由のないソ連社会を描きたかったのでしょう。今の人にはピンとこないかも知れません。

後半、
パイロットの行動ということでなく、「ファイヤーフォックス」の飛行特性を見せるように、雪上、海上、狭い山岳回廊を跳び、衝撃波が引き起こす雪崩や波が立ち上がる光景を見せてくれました。CGも当時とすればよく出来ていたと思います。しかし、マッハ6の衝撃波が見れなくて残念でした。これほどの戦闘機は今だ出現していません。(笑)

大半はガントを追うソ連高官たちの指揮活動に置かれ、書記長に振り回され混乱する将軍たちの活動が描かれました。当時の書記長はブレジネフで世界から嫌われていましたから、ソ連の書記長を揶揄したのかもしれません!(笑) 自由のないソ連を訴えたかった。

最後のファイヤーフォックス2号機とのドッグファイト。ガント機は2号機のミサイル攻撃を全て回避したが、PTSD発作で急降下し、機を立て直したところを2号機に後方から絶対的な好位置につけられ、あわやというとき「ロシア語で考えろ!」と思い出した途端に、“後方ポッド”が火を噴くというラストシーンはイーストウッドらしかった!

当時の緊張した冷戦状況を知らない人たちが観たら間延びしたドラマに見えたかもしれません。こういう時代があったということを認識し、平和を願いたいです!
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「まく子」(2019)すべての背後には生命と慈愛があり恐れる物はない!

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原作が西加奈子さんの同名小説ということで、WOWOWで観ました。このタイトルは何か? おそらくタイトルで観る人は少ないかもしれませんね!(笑)これが分かると“人生は楽になる”というお話し、原作は未読です。

小さな温泉街に住む11歳の少年が、身体の異変に気付き大人になっていくことへの不安のなかで、転入生の不思議な少女との出会いを通して成長していくというボーイ・ミーツ・ガールドラマ。 西さんらしい壮大なファンタジー作品でした!(笑)

この少年に被さるところもあり、この年頃でこの物語が語る人生の見方を理解していたら、ずいぶんと楽に人生を楽しめたなと思いながらの観賞でした。(笑) 

監督・脚本は「くじらのまち」の鶴岡慧子さん。撮影:下川龍一、音楽:中野弘基、主題歌:高橋優さんです。
主演は「真夏の方程式」の山崎光君、本作が2度目の映画出演となる新音さん。共演は草なぎ剛・須藤理彩・村上純・橋本淳・内川蓮生 ・根岸季衣さんらです。

あらすじ(ねたばれ):
山間にある古い温泉町、四方温泉「あかつき館」のひとり息子、小学5年生のサトシ(山崎光)。身体に異変が現れ出した。そして、いつも学校前で智恵遅れの大人・ドノ(村上純)が読んで聞かせてくれるマンガも面白くなくなり、浮気した父・光一(草なぎ剛)のことを思うと大人になるのが嫌いになっていった。孤独になりたい。そんなところに新しい仲居さんの子として、コズエがやってきた。とても可愛い子で白いドレスでの初顔合わせでは緊張で物も言えなかった。
2家族

コズエはすぐにクラスメイトやドノにも馴染んでいくが、サトシは馴染めなかった。そんなある日、いつもやってくる大樹の丘で、身体の異変を調べているところにコズエがやってきて、隣に座って、顔を覗き込む。もうサトシしはどうしていいか分からず、落ち葉を掬って撒いた。すると同じことをコズエがして喜ぶ。コズエのこの行為から、コズエのことを「まく子」と呼び、タイトルとなったようです。
3ふたり

ふたりはここで一緒に座るようになり、コズエが大きな秘密を明かします。自分は宇宙人だという。「自分の住んでいる星では年齢という概念がない。しかし、あるときから人口がどんどん増え続け、希望して死を選択することが出来るようになった。でも死がどういうことか分からないから地球に見学にやってきた」。「照井さんという地球人にシンクロしてその姿になっている。本当の姿は図工で作った塊よ」と喋って帰っていった。分けわからない西さんの世界です。(笑)

橋の上から瀧の流れを見ながら、コズエはサトシの掌の色が変わることに驚き、「私の身体は小さなブツの沢山の集まりで出来ていて、その数が変化することはない。サトシの身体もそれで出来ている。しかし、サトシのツブは私たちとは違って、数が減ったり増えたり、別のものと与えあったりでき、サトシたちは歳をとり、全てが入れ替わることが出来る。しかし、私たちのツブが変化しないツブで作られているので永遠に生きることができたが、隕石と衝突してツブが増え続けるので、誰かが消滅しなければならなくなった」という。 (笑)

人は成長し、結婚して新しい生命を得て、死を迎えるという決まったプロセスがあるので心配することはなに一つない生命体である。身体の変化なんか気にするな!私と違って生き続けると言っているようです。

サトシはこの不思議な話に魅せられ、コズエに惹かれていきます。まるで「ペンギンハイウエイ」(2018)のアオヤマ君みたいです。
 
生徒たちの作ったミコシを壊して燃やす温泉町名物の祭り“サイセ祭り”が近づき、コズエの地球儀が本体ミコシに選ばれた。

ダダシがコズエに告るのを目にして、猛烈に敵愾心が湧いて来る。

サイセ祭りが始まった。ミコシが町を練り歩き、夜になって川原で岩にぶつけて壊し焼かれる。生徒たちはこれを無念に思いながら、次に生まれるものへの期待で諦めて見送るが、サトシはコズエの想い出を壊したくなかった。
「壊さないで!」と先生に訴えているとき、“あかつき館”のコズエの部屋付近から火の手があがり、祭りは中止となった。
4焼かないで

コズエが「オミコシをどうす?」と聞くと、サトシは「こんなバカなことをする大人が嫌いだ」と言い「君には死んで欲しくない」と頬に触れた。コズエは葉っぱを撒きながら「楽しいよ!全部落ちるから!ずっとずっと飛んでいたら、こんなにきれいでない!」と御呪いのようにサトシの頭に撒き続けた。コズエの行為をどう解釈するか?

警察が捜査するが犯人は分からなかった。父・光一がしょんぼりしたサトルのために大きなおにぎりを作ってくれた。
5おやじのオニギリ

仲の良かったクラスメートの類(内川蓮生)が戻ってきたので、コズエを伴って訪ねると、そこにノドが居て、彼に勉強を教えていることを知った。そして部屋に類が描いた「UFO」の絵があった。「この絵はコズエに関係があるか?」と聞くが「それはない」という。

類の書いた絵が幼稚で「これがUFOに見えるか?」とノドに尋ねると、「見える!何故信じない!本人が見たというものを、俺は信じる」ときっぱり応えた。サトシはノドに対する見方が間違っていたのではないかと気付き始めた。

その夜、赤いドレスのコズエが夢に現れ、サトルが初めて精通した!

パンツを始末していて異変に気付き外に出るとそこに女性がいた。サトシは「火を点けたのはあんたか」と激しく詰問したが「絶対にやっていない、お母さん謝りに来た」というばかり。騒ぎでコズエが駆けつけた。「なんだってものは何時か消える。永遠のものはない。消えてしまって終わりでないように形を変えて、生まれ変わって大成する力になる」という祭りの由来を聞いて、女性も加わり三人で壊し焼いた。

そして「俺の金玉はおかしいか」と父のものと比べてみた。

いつも間にか、コズエが町をいなくなると、大樹のある丘に皆さんが集まった。コズエは大空に町の人たちに思い出を描いて去って行った。サトシはまた会いたいと祈った。とてもファンタジーな見送りの映像でした!

コズエ親子が去って、また新しい親子が“あかつき館”にやってきた。今度の女子もサトシと同級生でソラと言った。サトシがしっかりサポートしようとするが、嫌がる。「私が館に火をつけた!」というが、サトシには許しの心に芽生え意に介さない。

コズエが遺した「飛ばないで落ちていくことはとてもきれいだ」と「僕らのツブは変わり続けていていつか全部新しくなる」という言葉をソラに伝えようと、枯れ葉をふたりで撒いた。
               *
感想:
まず最初に、物語の背景となる山間の古い温泉町のロケーションが素晴らしく、閉ざされた少年の心を象徴するようで、少年の成長に合わせて、この重苦しい空気が次第に溶けていく描写がすばらしい。そしてこの難解なセリフの人生訓が、山崎光君と新音さんが醸し出す雰囲気で解かれていくというふたりの演技がすばらしい。

身体に異変が現れ、初めての精夢を体験する年頃の男子が、大人に向かって一歩踏み出すための切っ掛けが、ちょっとませた女の子に憧れ、不安、焦り、孤独を克服するという定番で男子成長物語が、西さんにかかるとかくも壮大なドラマになるのかと楽しみました。

サトシの隣にコズエが座るその距離、“ソーシアルディスタンスの微妙さ”。(笑)これにサトシの心が疼くのがわかります。何も喋れなかったサトシが、こんな大人びたコズエに物おじしなくなり、「好きだ!」といえるまでの成長。この憧れの気持ちが将来にわたってサトシの成長を支え続けるでしょう。

サトシが宇宙人のコズエが発する言葉をどう捉えるか。難しいですね!

「飛ばないで落ちていくことはとてもきれいだ!」はコズエが撒くシーンから生命力と慈愛を示していると推測できます。
これが「アメリカンビューティ」(1999)のなかで孤独な青年が飛び散る紙が決して一点を離れず回る様を見て叫ぶ「すべての背後には生命と慈愛があり恐れる物はない」と生き様を見出すシーンに似ていて、感動しました。

そして話は死生観にも及びます。コズエは命の連続性についてよく喋り、これをサトシが自然にこれを受け入れていくという形でしっかり死を見つめています!

草薙さんがちょっと危ないお父さんを演じましたが、役にぴったりでした。(笑)これまでにはなかった役の草薙さんが観れそうで楽しみです!

小さなもの語りですが、壮大な思索で描かれた普通の男の子の成長物語、面白かったです。
***

「ドクター・ドリトル」(2020邦画版)

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コロナ感染状況が第3ステージに入った日、動物たちと遊ぶロバート・ダウニー・Jr.が楽しそうで、アベンジャーズと違った面を見て観ようと本作を選びました。

動物好きの少年が、怪我をしたリスを助けようとドリトル先生の家を訪れ、先生が動物の言葉を話すのにびっくりして、ぜひ助手になりたいと願い出て、病の女王陛下」を助けようと薬草を求めて、先生と動物たちと一緒にワクワクドキドキの鮒谷に出るというストーリー。

原作は100年間愛され続けてきたトーマス・シェパードの世界的ベストセラーで何度も映像化された小説。どのような楽しみ方をするのかなと期待しておりました。

ひと口で言うとアニメで始まり、実写、アニメで終わるという、CG技術を駆使したリアル感のある美しい「生きた絵本」という感じでした。“沢山の動物と遊ぶ”がテーマ。
宝探しの冒険、海賊との闘い、お医者さんごっこと幼いころの定番の遊びですから楽しかった(懐かしい)! ケチをつけるところは一杯ありますが、遊びの主体がゲーム時代に生きる子供たちには、こういう命を感じる作品は必要で、これで良いと思います。やさしい人をつくるにはこれが一番です。

動物が好きになって、万一怪我をしている動物をみつけたら治療してやろう、犬猫は最期まで面倒みるという気持ちになってくれると良いですね。

監督・脚本:スティーブン・ギャガン、撮影監督:ギレルモ・ナヴァロ、音楽:ダニー・エルフマン、製作にスーザン・ダウニーか関与しています!
主演はロバート・ダウニー・Jr.共演にハリー・コレット、カーメル・ラニアード、アントニオ・バンデラス、マイケル・シーン、ジム・ブロードベント、ジェシー・バックリーらです。

あらすじ(ねたばれ):
ドリトル先生(ロバート・ダウニー・Jr)はイギリスの名医。オウムのポリーに動物の言葉を教わり、さまざまな動物と話せるということで女王陛下(ジェシー・バックリー)から大きな庭園のある邸宅を賜り、妻リリーとともに病んだ動物たちと暮らしていたが、リリーが冒険に出て海に消え、それ以来門を閉じて人と交わらなくなった。ちょっと偏屈なドリトリ先生です。

そこに動物好きな少年スタビンズ少年(ハリー・コレット)が傷ついたリス・ケヴィンの治療に訪れた。庭園に入るとそこは広々とした動物園?不法侵入者として網を掛けられたが、女王陛下の病気を治して欲しいとやってきた侍従レディ・ローズ(カーメル・ラニアード)に出会って、一緒に屋敷に入ると先生の部屋はオモチャと動物たちで大騒ぎ!

先生は動物たちの手を借りてケヴィンの手術を行った。そして、ダチョウのプリンプトンの背に乗って、女王の枕元に急いだ。プリンピトンに乗って走るシーンはとても面白い。

宮殿では王立医師のマッドフライ(マイケル・シーン)による治療が行われていた。ドリトルが犬のジップを使って診断開始。「頭の中がハテナ?だ」と音を上げる。(笑) そこで、水槽の中に顔を突っ込んでタコのレオナに聞くとなんとお茶を飲んで倒れたという。アヒルのダブダブが薬草本を取り出し、ジップが「これだ!」と薬草“エデンの樹の実”を見つけた。
2毒だと分かった

ドクトルは足手纏いとスタビンズを残して動物たちと港に向かったが、「あなたは不思議な力がある」とポニーとキリンのベッツイが迎えに来た。スタビンズはベッツイの背中に乗って街を野を走り、橋から帆船目かけて飛び降りる。(笑)

宮殿では病で倒れた女王に代わって王冠を手にしようと企むバシリー卿(ジム・ブロードベント)が「ドクトルを戻すな!」と医師ドファライに追わせる。

ドリトルは亡き妻リリーが残した日記を手に入れ、“エデンの実”があるという伝説の島を見つけようとモンテベルデ島に向かっていた。
3船の冒険

航海で順調で、スタビンズは動物たちの言葉を沢山覚えた。が、マッドフライの艦隊が近付いていた。ドクトルは潜水具で海に入り、鯨に話して船を引かせて逃げたがロープが切れ追いつかれてしまった。

モンテベルデ島はリリーの父である暴君ラソーリ(アントニオ・バンデラス)が支配する島。ドリトルとスタビンズは変装して城に潜入、日記の所在場所について蟻とトンボのジェームスから情報収集。しかし、ドリトルは捕らえられてトラのバリーがいる檻のなかに。スタビンズも捕らえられたが、ラソーリーに気に入られ晩餐に招待された。

スタビンズが晩餐会の最中に、ジェームスにメッセージを託して帆船から動物たちを呼び、ドリトルを救出。ここでは臆病だったゴリラのチーチーが大活躍でした。

宮殿にダイナマイトが仕組まれ晩餐会が混乱するなかで、スタビンズがリリーの日記を手にいれた。が、待伏せしていた医師マッドフライがこれを奪い、ドリトルの帆船を砲撃で沈没させ、伝説の島へ出航してしまった。海に落ちたプリンプトンを白くまのヨシが救助するという微笑ましいエピソードがありました。
4海賊

動物たちが「リリーの日記を取り返そう!」とドリトルを励ます姿に、ラソーリが感動してボロ帆船を提供してくれた。

この船で、鯨をナビゲーターとして、マッドフライ艦船を追い、伝説の島に上陸。マッドフライ隊を避けて、険峻な崖路を伝って“洞窟に入った。エデンの樹の実が安置してあったが、病める巨竜が守っている。何でもかんでも食ったらしく腸に異常がある。(笑) ドリトルと動物たちが治療をして、エデンの樹の実を手にした。

ドリトルと動物たちが宮殿に帰還し、女王にエデンの実を与えると、女王は生き返って、感謝の言葉を述べるのでした。
                *
感想:
物語がシンプルで分かり易いやすい。結末で仲間と一緒にいるときが幸せ、そして他の人を救うことが自分を救う唯一の道であるという、子供たちにはとても分かり易い教えでした

しかし冒険物語でありながら、サスペンス感が不足し、さらにアクションがないところが残念でした。

動物と遊ぶ物語として、沢山の動物が登場するのは面白いのですが、キャラクターが多すぎてよくわからない。どの動物も悩みを持っていて、助け合うことで癒され成長していくところが見どころですが、それが薄くなってしまいました。
CG、動物のキャラクラーはよく出来ていますが、動作の縫いぐるみ感が残念でした。しかし、風景が美しくまた建物、室内の備品など美術が美しくすばらしかった。これですべて帳消しです!!

ロバート・ダウニー・Jr.のユーモアと子供好きの演技で引っ張った作品でした。
***
声優:
ジョン・ドリトル:藤原啓治
スタビンズ :林卓
海賊王ラソーリ -:大塚明夫
マッドフライ:大塚芳忠
バッジリー卿 :森功至
ヴィクトリア女王:瀬戸麻沙美
リリー:福原綾香
レディ・ローズ:遠藤璃菜

「ハートブレイク・リッジ 勝利の戦場」(1986)負けないために何が必要か!

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イーストウッドにこんな作品があるのかとNHKBSプレミアムで観ました。

ベトナム戦で破れた米軍が再建を賭けていた時代の物語。米海軍のCM映画のようです!時のレーガン大統領に依頼されて作ったかのような作品に見えますが(笑)、決してそうではない、“我が道を行く男の人生”がしっかり描かれ、後の作品でも描き続けられるテーマが含まれています。

結末が海兵隊のグレナダ侵攻で終わっていることもあり、戦争好きのイーストウッドと捉えられそうですが、イラク戦争などには反対しており、純粋な気持から軍の再建に何が必要なのか、そして戦争を思うとき決して忘れてならないものは何かを描き、近代戦で「負けないために何が必要か」を問うた作品だと思います。

監督はクリント・イーストウッド、脚本はジェームズ・カラバトソス、撮影はジャック・N・グリーン、音楽はレニー・ニーハウス、編集はジョエル・コックスが担当。出演はイーストウッドのほかに、マーシャ・メイソン、エヴェレット・マッギルなどです。

あらすじ:
朝鮮戦争、ベトナム戦を戦い抜いてきたベテラン曹長ハイウェイ(クリント・イーストウッド)。今では補給処勤務で戦闘とはほど遠い仕事が性に合わないと酒を飲んで警官に絡み、留置場に拘束されるが長年の軍への貢献ということで釈放された。
この仕事は不適切と判断され、東部ノースカロライナ州キャンプ・レジューンに駐屯する第2海兵師団第2偵察大隊第2偵察小隊に転属が決まった。キャンプに移動するバスの中で会ったのが「ロックンロールの帝王」を自称する黒人青年。このバスの中のシーンが長い。何故かと思っていたら、・・・

部隊に出頭すると小隊長が若い中尉リング(ボイド・ゲインズ)で頼りなさそう。兵士に至っては前任者の曹長が除隊前で訓練を適当にやったらしく、使いものにならない状態だった。そのなかにロックンロールの帝王ことスティッチ伍長(マリオ・ヴァン・ピーブルズ)が居た。(笑)

中隊長パワーズ少佐(エヴェレット・マッギル)は大学出身で、戦闘経験はないが出世欲と気位の高く、ベテラン曹長を毛嫌いする将校だった。
2中隊長

ハイウェイはバーに出掛け、そこで働いている前妻アギー(マーシャ・メイソン)と顔を会わせた。しかし、アギーの態度はとても冷たい。歌っていたスティッチに客が絡みこれを庇ったハイウェイが店主から追い出されてしまった。ハイウェイがなぜアギーが冷たいのかが理解できなかった。

カマボコ隊舎にいる兵士たちに「鍛え直す!」と宣言するが、「戦争があるわけでもない」と馬耳東風。「明日0600に集まれ!」と指示して、翌日0500に叩き起こす。これに不平を言う兵士たち。戦争では「臨機応変が必要だ!」と全員を集合させ「駆け足」が始まる。
兵士たちは長距離を走ることも考えず走り出してヘタル。ハイウェイは持続するスピードで走り、これを見せつける。この日から毎日朝の駆け足が続く。
3明日訓練だ

そんな駆け足訓練のなかに、ロシア製AK47小銃をぶっ放しで、小銃の種類と飛翔経路を判断させるという無茶な訓練を、これも「臨機応変」だと、仕組んでくる。(笑) これにパワーズ少佐が嫌悪感を示す。

「そのうち熱がさめるだろう」と思っていた兵士たちの目の色が変わってくる。

訓練は駆け足から障害通過訓練、さらにサバイバル訓練へと練度をあげていく。
兵士たちは知らない間にしっかり体力が出来ていて、第1小隊と腕力勝負しても負けないようになっていた。

中隊長パワーズ少佐が行う待伏せ対処訓練で、第2小隊が対抗部隊を勤めることになった。それぞれが被弾センサーを付けての実戦的な戦闘訓練。ハイウェイは少佐が全く予期しない(シナリオにない)場所で襲撃し、中隊を全滅に追い込んだ。少佐が「訓練にならん!」と激怒したが、「臨機応変が大切だ」と譲らなかった。

突然の非常呼集。ハイウェイが慌てる兵士たちを落ち着かせ、臨機応変に対処する。実はパワーズ中隊長が仕掛けた空挺攻撃でどちらがはやく目標高地を奪取するかを争う訓練。パワーズ率いる第1小隊とハイウェイ率いる第2小隊が争ったが勝負がつかず指揮官同士の戦いにもつれ込み、ハイウェイが勝ち、兵士たちから絶対的な信頼を得た。一方、少佐との対立は深まる。
4空挺訓練

ハイウェイは再びアギーのアパートを訪れ彼女との関係を修復しようとするが、再婚の話しを出すと泣き出し、追い出してしまう。彼女にはハイウェイが戦争に出掛けるたびに耐えられない悲しみを経験していた。

海兵隊将校・下士官のパーティー。正装での参加にハイウェイが嫌がるが、そこに突然の非常呼集。兵士たちは何度も訓練の非常呼集があったのでまた訓練かと思ったが、グレナダの米人救出作戦だった。直ちに空母に乗艦。グレナダ沖でヘリに乗り換え、海と空から上陸。医科大学に監禁されているアメリカ人を救出する任務を担当。落ち着いたハイウェイの指揮で、難なく任務を達成し安堵しているところに、パワーズ少佐から丘の上の敵陣地を偵察するよう命令ぜられた。

装甲車で攻撃してくる敵にてこずる。しかしハイウェイは敵から奪った葉巻をくゆらせ、兵士たちの戦いぶりを眺めていた。彼らは情況を的確に把握し、自分たちが何をすればいいか「自分で考える」兵士になっていた。

一時、廃ビルに小隊が蝟集して危機に陥るが、プリペイドカードで基地に航空攻撃を要請して危機を乗り越え、敵の無線基地を奪取する。パワーズ少佐がハイウェイの任務は偵察だけでこれは独断先行だと怒ってくる。そこに視察に来た大隊長メイヤーズ大佐(リチャード・ベンチャー)は情況を聴取し、ハイエウェイの行動が認められた。
5ラストシーン

戦闘を終え航空機で帰還した兵士たち。空港で迎える家族のなかに、アギーが居るのを認めた。アギーはハイウェイの任務はこれが最期で除隊することを知っての出迎えであった。
                *   
感想:
ベトナム戦後、徴兵制が志願制になり、好調な景気が続くなか兵士募集は難しく、この作品に出てくるように英語が話せない移民の兵士もいて、部隊練度を保つのが大変な時期であった。これにゲリラ攻撃で苦しんだベトナム戦の教訓をどう生かすかという問題を抱えていた。

こんな風潮のなかで求められたのがハイエウェイのようなベテラン兵士だった。彼らが説いたのが状況の変化について行ける「臨機応変」であり、自ら判断できる「判断力」「強い体力」、そして実戦的な訓練だった。ハイエウェイの生き方を通して、これらが見事に描かれたと思います。イーストウッドの好きなタイプの軍人のようで戦闘服姿がとても恰好よかった!

アギーを通して戦争の悲しさを描いています。彼女は戦場で最愛の人を失うことに耐えられずハイウェイと別れたが、もう戦場に出ることはないと確認して再婚を受け入れました。妻にとっての戦場の悲しみは「硫黄島からの手紙」(2006)、「アメリカンスナイパー」(2014)で描かれています。
***

「ゴールデン・リバー」(2018)さすがフランスの巨匠が描いた西部劇だ!

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フランスの名匠ジャック・オーディアール監督が初めて英語劇で挑んだ西部劇サスペンス。第75回ベネチア国際映画祭(2018)での銀熊賞(監督賞)作品。

監督作品は初観賞です。正直、“テーマは何か”と戸惑いました!タイトルに引っ張られました!邦題は間違いだと思います。原題はThe Sisters Brothers。

1850年代、サンフランシスコのゴールドラッシュを背景に、殺し屋の兄弟が人生を賭け、一攫千金を夢みて挑戦。夢敗れて人生で本当に大切なものは何かを掴むという西部劇というよりヒューマンな物語でした。当時のアメリカの近代化を風刺し、これが現在も続いているのではないかと思わせる結末に、さすがフランスの巨匠が描いた西部劇だと感動しました。

殺し屋の世界をふたりでなければ生きられなかった兄弟の絆を、ジョン・C・ライリーとホアキン・フェニックスが男臭く、何とも言えない良い味で演じてくれます。これも見どころです!

原作はパトリック・デウィットの小説「シスターズ・ブラザーズ」。脚本:ジャック・オーディアール、撮影:ブノワ・デビエ。
主演はジョン・C・ライリーとホアキン・フェニックス、共演はジェイク・ギレンホール、リズ・アーメッドなどでさすがの布陣です。

あらすじ:
1851年、オレゴン準州。兄イーライ(ジョン・C・ライリー)と弟チャーリー(ホアキン・フェニックス)による殺し屋“シスターズ”が夜間襲撃するシーンから物語が始まる。銃口から出る火炎を遠景で見せる銃撃戦というのも異例で、銃撃戦がドラマの主題ではないことを示しています。いわゆる銃器で相争う西部劇の時代は終わり、科学で近代化していく西部開拓を丁寧に描かれます。

燃え上がる幕舎に馬を求めて走るイーライ。6~7人殺したというチャーリー。
この成果を提督(親分)に報告するのは弟のチャーリーで、提督から指揮官がいれば成功したと言われたという。弟が兄貴に威を張りたいらしい。そして新たな命令「南に下りモリスと合流して、ウォームという山師を追え!」を受けたという。兄弟の間で、なぜ弟が兄に指示するのか?
2追うイウターズ

イーライが弟の髪を切ってやり、準備を整えて、マートレ・クリークヘ出発。
途中駅馬車に出会い、これを追って街の宿に入った。しかし、モリス(ジェイク・ギレンホール)はウォームを追って出発した後だった。次の町までは2日だというので明日朝立つことにした。
イーライは活気つく町の風情を見て回り、雑貨屋で歯磨セットを買い、歯を磨いて寝た。(笑)チャーリーは相変わらず酔払って拳銃をぶっ放して騒いでいた。
次の朝、チャーリーは泥酔で馬に乗れない。イーライが馬に括りつけて出発。

一方、モリスはマートレ・クリークの宿でウオームに出会い、ウオームが砂金堀でサンフランシスコを目指していることを知り、自分はジャクソンビルへ行くと同行することにして、40ドルで馬を買い与え、駅馬車と一緒に向かった。

シスターズはモリスの置手紙「7日後にジャクソンビルに到着。ここでウオームを確保しておく」を見て、山を行けば2日で行けると荒道を採った。
霧に苦しみながら、イーライは毒クモが口から入り体調不良になり(笑)、ジャクソンビルを目指した。

モリスはウオームが化学剤で砂金を見つけ出す方法で砂金堀に挑もうとしていることを彼のノートを盗み見して知った。モリスは日記をきちんとつけ、ルソーの本も読むというインテリ男(弁護士)。
モリスにノートを盗まれたことで、ウオームはモリスの実の顔に気付き別れようとするが、彼の武力も必要と砂金堀の目的「暴力を終わらせ、新しい社会システムを作る。人間関係が敬意により統制される社会、無欲な社会をつくるためだ」と明かし、モリスの協力を求めた。ウオームはフランスからやってきた砂金堀?うまい設定です。
3生き投合したふたり

モリスはウオームの話に感激して「新しい自由のために!」とふたりで作るW&Mカンパニー設立に合意して砂金堀に挑むことにした。

シスターズがジャクソンビルに着くと、モリスとウオームが出発した後だった。「やつは舐めている!」とメイフィールドを目指して発った。

カルフォルニア州メイフィールド。盛り場の女ボスの名が町名になっているという。ここでもモリスとウオームが宿を発ったあとだった。チャーリーが女を抱くために泊まるという。イーライは娼婦からの情報で、メイフィールドが部下にモリスを追わせ、シスターズを始末したがっていることを知った。逃げ出すシスターズ、酔っぱらってもチャーリーの拳銃の腕は冴えていた。この場を切り抜け、サンフランシスコに向かった。実はチャーリーがウオームを追うのは彼の化学探知法を盗むことだった。

サンフランシスコの賑わい、宿のシャワーにびっくりしたふたりはホテルのレストランで飲み、今後の人生について、イーライが「提督と縁を切ろう!暴力は暴力を呼ぶだけで終わりがない」と国に戻ることを勧めたが、チャーリーは「兄貴と別れても、別のやつと組んで、提督の後釜を狙う」と反対した。これにイーライが「俺を抜きにして!」と笑ったことで、チャーリーがぶん殴って出て行った。

次の朝、チャーリーが何事もなかったようにイーライを砂金堀に誘う。(笑)これがふたりの関係なんです。だからこれまでやってこれた。

チャーリーがメイフィールドの宿で、ウオームが買った土地を調べていて、アメリカ川・フォルサムにいるという。

シスターズはフォルサムに向かった。が、夜間露営中眠っていて、待ち伏せたモリスとウオームに掴まった。しかしそこに川下で金堀をしていたやつらが襲ってきた。これを撃破するために4人は協力。一緒に砂金堀をすることになった。
44人が組む

小さなダムを作って、化学液を加え、反応して光を放つ金塊を集める。集めだすとすべての金塊が欲しくなる。そのうち濃度が低下して金塊が見えなくなった。
チャーリーがウオームが止めるのも聞かず、残りの化学液を加えたため足が爛れ、砂金を集めるどころかこれが原因でモリスとウオームは命を落とした。チャーリーも右腕(拳銃を持つ手)を負傷した。
5金塊を探す

シスターズはふたりを葬って、現場を去ったが、提督の遣わし者レクサスらに襲われた。イーライが医者を雇いチャーリーの腕を切り落とし、彼の拳銃をもってレクサスに立ち向かった。

イーライは弟チャーリーを庇いながらオレゴンに戻り、提督を殺そうと館に入ると、なんと提督が棺に中にいた。(笑) チャーリーはその場を去ったが、イーライがチャーリーに代わって、右手で提督の顔を殴った。
そして、ふたりで母親の待つ家に戻った。そこで安らぐふたりに・・・

感想:
科学で近代化が始まった西部アメリカ。民主主義の楽園作りを目指すウオームとモリス。これに暴力ものを言う社会に生きようとするシスターズが加わったゴールド探し。欲が欲を求め、暴力が暴力を引き起こすというどうしようもない人間の業のなかで、チャーリーが化学薬品量を間違え、腕を負傷したことでゴールド探しが終わった。チャーリーは腕を失って初めて自分にとって大切なものは兄イーライであり家族の愛、故郷の風に触れる幸せに気付くという結末が良い。

しかし、ダラスに自由国を求めようとしたウオームの夢。この町が後にケネディ大統領暗殺の場になろうとは!ジャック・オーディアール監督の皮肉でしょうか?アメリカの監督では描けない西部劇でした。

駅馬車やバー、宿の建造物、町の賑わい、歯磨きなど当時の文化をしっかり描き、毒クモに噛まれたり、イーライが持つスカーフのエピソードなどユーモラスで楽しめるドラマでした。

兄イーライが最期まで、弟チャーリーが酒乱でどうしようもない父親を殺したことに、これは自分の役割だったとチャーリーを守り続ける兄の愛には涙です!! 
提督が死んでいたとは!ラストまで予想を裏切られるというとても面白い作品でした。
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「家族を想うとき」(2019)宅配ドライバーがなぜ尿瓶をもつか?

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2019年度第72回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。昨年末の公開でしたが、コロナ感染騒動の影響で今だ上映中、ありがたく鑑賞させていただきました。

“観て良かった”と言える作品でした。イギリスの労働問題を扱う作品ですが、コロナ感染騒動で注目を浴びている訪問介護士と宅配ドライバーを取り上げ、マイホームを手に入れ幸せになろうと働けば働くほどに問題が出て、決して家族は幸せになれないという新自由主義社会の闇を衝く作品でした!

宅配ドライバーが持つ尿瓶と訪問介護士が鼻につけるクリームで、この業界の苦しい労働環境とこれが及ぼす家族問題をユーモラスに描き、現在社会の大問題を問うてくる演出がすばらしい!!

監督はイギリスの巨匠ケン・ローチ。脚本:ポール・ラヴァーティ、撮影:ロビー・ライアン。出演者はクリス・ヒッツエン、デビー・ハニーウッド、リス・ストーン、ケイティ・ブロクター、ロス・プリュ-スターらです。

あらすじ(ねたばれ):
イギリス、ニューカッスルに暮らすターナー家。狭いアパート暮らし。父親リッキー(クリス・ヒッツエン)は、いろいろ仕事をやったが、寒くってもでき働く時間も自分で決められると聞いて、フランチャイズの宅配ドライバーを選んだ。妻アピー(デビー・ハニーウッド)は自家用車で訪問看護士をしているが、リッキーの強い希望で自家用車を手放しバスで訪問することにした。
2家族

子供は高校生の長男のセブ(リス・ストーン)と小学生の長女のライザ(ケイティ・ブロクター)がいる。

仕事に当たって、リッキーが集配所の管理人マロニー(ロス・プリュ-スター)から「すべてはスキャナーに従え!失くすな!尿瓶を持て!」と注意を受けるたが、尿瓶は「俺には必要ない」と持たなかった。

宅配で訪れても感謝はされず、留守が多い。駐車違反で警官からキップを切られる。なかなか効率があがらない。休めば罰金を科せられる仕組みになっている。

学校が休みの日にライザの手を借りる。ライザは父親の仕事の忙しさに、「誰がこのスキャナーに情報を入れているの?」と素朴な質問を投げかける。まさにこのプログラムでリッキーは走り回っているのだ。儲けているのは誰だ?

妻のアピーのバスでの訪問のため、時間を気にしながらの介護、過大な要求もあり困惑する。夜に「おしっこに行けないから来て!」と自宅に電話がかかることもある。
4アピーは介護士

こうしてふたりは家に帰っても、夫婦の会話も少なくなり、子供の話も聞いてやれない、ただ眠るだけの生活となっていく。食事はテイクアウト。

こんななかで長男セブが広告板に仲間と一緒にスプレーでイラスト絵を描いたことが見つかり、学校から呼び出しが掛かるが、宅配中のリッキーは出頭できず、妻アピーが時間を割いて出掛けた。

セブは14日間の停学を言い渡された。これを聞いたリッキーは「なぜアピーは校長に抗議しなかった!」と責め、夫婦喧嘩になる。

出勤したリッキーはマロニーに「家族のために時間が欲しい」と休暇を申請したが、「代行者が見つからない、なによりも君のスキャナーの使い方に問題がある」と拒否された。
6罰金だ!

警察署からリッキーに呼び出しが来た。マロニーに事情を話すと、「許可するが、計画変更だ」と罰金を課せられた。

警察に出向くと担当刑事は「お前には他者にないものがある。家族だ!家族のために2度とやるな!」と注意し、セブを釈放した。
しかし、アパートに戻ったリッキーとセブが大喧嘩を始めた。リッキーの手が出たことで、セブは家を出た。
朝、車のキーがないことに気付いたリッキーは「休む!」とマロニーに伝えると「またか!」と100ポンドの罰金を課せられた。セブの居所を自転車で探したが見つからなかった。

そこに、申し訳なさそうにライザが「キーが無ければ元の家族に戻れる」とキーを隠したと泣いて謝った。

リッキーは元の家族を取り戻すために「働こう!」と、これまでやってこなかった尿瓶を持って小便に行く時間を惜しんで働くことにしたやさき、ギャングに襲われ大怪我を負った。妻のアトピーに付き添われ病院に。(笑)
そこにマロニーからリッキーの携帯に「盗まれた荷のなかにパスポートがある。それにスキャナーが壊されている。1500ポンドの賠償だ!」と請求してきた。これにアピーが「なんでこんな時に電話するの!どこが自営なの!」と言い返した。

その夜、セブが「大丈夫?父さん!」と戻ってきた。「心配ない!」と笑みを送った次の日。リッキーは朝6時に起きて、“不在宅メッセージ”票に「心配するな!」と書き残し、家族が止めるのを振り切って「千ポンドの罰金が・・」とうつろな目で飛び出していった。・・・
                 
感想:
原題は「Sorry We Missed You」。これは不在宅に残しておく宅配ドライバーのメッセージカードです。ラストシーンで、リッキーがこのカードに「怒らないでくれ!俺は大丈夫だ!」と妻にメッセージを残して仕事にでかけます。大怪我をしても休むことができない過酷な労働環境を示す洒落たメッセージです。こん洒落たタイトルで新自由主義の問題点を暴くという監督の目の確かさに驚きます!
宅配ドライバーの使命は時間を守ることと自分と家族を犠牲にしてまで奉仕していることを思い、宅配さんが訪れたときは感謝の意を伝えたいと思います!

リッキーが怪我をしてアピーに付き添われて病院に。そこで交すふたりの会話。アピーが「この臭い、クリームつけていないから?」と問うと、「小便だ!」と応えるリッキー。大笑い!
リッキーはスキャナーをうまく利用するために、仲間が皆やっている尿瓶を持つことで成績を上げられると思った。しかし、初めてこれを手にした日、ギャングに襲われ尿瓶の小便をかけられるという不運に会う。こんな小噺でこの業界の厳しさを見せつけ、社会の不条理を衝くという、とても分かり易い社会派ドラマでした。(笑)

リッキーがセブを叱ることに、アピーが「物事の善意ではない!ここは側にいてやることよ!」と諭すが、そばにいてやる時間が取れない。

刑事がセブに「家族が迎えに来てくれたことに感謝しろ!」と言うが、迎えに来たリッキーに賠償金が課せられ、宅配ルートを失うかもしれないという不安が付き纏う。迎えに来なければどうなったか?

こんな社会は狂っている。仕事とは何か?

コロナ感染騒動後の生活様式が大きく変わると言われますが、もっとも望まれるのは“助け合う社会システム”が必要であるということではないでしょうか!
****

「ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語」(2019)

1ポスター

第92回アカデミー賞作品で監督、脚色賞を含む6部門にノミネートされ、衣装デザイン賞を得た作品です。コロナ騒動で遅れましたがやっと公開で、掛けつけました。
監督はグレダ・ガーウィグ。キャストはシアーシャ・ローナン、エマ・ワトソン、フローレンス・ピュー、エリザ・スカンレン、ローラ・ダーン、ティモシー・シャラメ、メリル・ストリープらと、とても豪華です。
撮影:ヨリック・ル・ソー、音楽:アレクサンドル・デスプラ、衣装デザイン:ジャクリーヌ・デュラン。

原作「若草物語」は1886年に出版されたルイザ・メイ・オルコットの名作小説「若草物語」で、これまでに沢山の映画作品がありますが、全く観ておらず、小説も未読で、今回のリメイクする意義がどこにあるのかという視点で観ました。

ガーヴィング監督のOB情報を調べると、監督の活動が若草物語の主人公女性小説家ジョー・マーチ、作家オルコットの生き方に近い。女性が結婚以外に自立して生きる道があり、ひとつのすばらしい選択であると、今を生きるガーヴィング監督の目を通して、ジョーとオルコットの生き方が描かれていると思います。

あらすじ:
南北戦争時代下のアメリカ。貧しいながらも仲睦ましく生きるマーチ家の個性豊かな四姉妹。
作家志望の次女ジョー(シアーシャ・ローナン)を主人公にマーチ家の皆さんの生き方がみずみずしく描かれます。
2家族

女優志望で裕福なセレブの生活に強く憧れるメグ(エマ・ワトソン)。小説家として大成したいと願う次女ジョー。ピアノの演奏に秀でているが病弱な三女ベス(エリザ・スカンレン)。画家としての才能に恵まれた頑固なエイミー(フローレンス・ピュー)。
叔母マーチ(メリル・ストリープ)は「女性に仕事は絶対無理、結婚しなさい」という。叔母には反対され長女のメグは子供のころに夢見た女優の夢を諦めて結婚するという人生を選択してしまう。

ジョーには作家となると同じくらい大切な男性ローリー(ティモシー・シャラメ)がいたが、彼のプロポーズに「結婚したら人生が終わる」と断ってニューヨークに出て小説家を目指す。
3別れと自立

四女のエイミーも自分の能力には限界があることに気付き「サロンの花を目指す」と言い出す。そこにフランスから帰国したかってジョーの恋人であったローリーが現れる。

ジョーはやっと作品が出来、出版社に採用されたが次作ができない。そんなとき三女のベスが病に倒れ、これを機会に故郷マサチューセッツ州コンコードに戻る。母や姉妹の絆や葛藤を通して、自分の初心を再確認し、ベスの死契機に再び小説家として立ち上がる。
              *
物語はジョーが故郷に戻り、過去のエピソードを交差させながら、現在のマーチ家の生活を描いています。過去エピソードには薄いオレンジ色を掛け分かりやすい工夫がしてありますが、物語そのものが複雑ですから・・(笑)

ジョーはローリーとどんな出会いをして別れたのか、別れたローリーとの関係、ベスとの想い出が今の自分にどう繋がっているのか、小説家になると決めたときの家族の応援・母との絆、メグからどんな影響を受けたかなど、今のジョーの気持ちが浮き彫りになるよう焦点を絞って、過去エピソードが描かれますので生々しく感動的な脚本になっています。

こうすることで、ジョーの物語だけでなくマーチ家全員が、人に意見で人生を選んでない、この時代にこの考え方があったことに驚きですが、結婚してもそこにはしっかりした自分の生き様があることが分かります。

日常のたわいもないエピソードが描かれる「若草物語」が、映像で感動的に描き、沢山の人に親しまれる譯が分かるという演出になっています。( ^)o(^ )

感想:
ジョーはローリーと別れ小説家道を選び結婚への憧れは無かったかといえばそうではなかった。ローリーがエイミーとヨーロッパ旅行に出ると、孤独感に襲われ、ふたりになにもないなら元に戻すことを真剣に考える。

金がないことにも不安もあるが、戦争協力のために寄付を求められ、自分の髪を売って金を作り、このことで家族の絆は強まっていく。貧乏でも幸せに生きるメグ夫婦の生き様を目にする。
こうして何をもなすことなく亡くなったベスの無念を思うと、彼女のためにも何かを残したいと逡巡しながら道を切り開いていく。そして孤独感や金のことが吹っ飛んで、ラストでは自分が生きるために書くという結末に胸打たれます。

作品の冒頭で、他人名で作品を売って編集者ダッシュウッド(トレイシー・レッツ)とお金を交渉し現金を手にした。それがラストシーンでどう変わったか?これがこの作品のテーマでしょうか!

「若草物語」を書き上げ、編集者との交渉で著作権を譲るか自分のものにするか?
編集者が「これでは売れない、何故近所の子と結婚しなかった?では誰と結婚するんだ」と問うてくる。ジョーが「誰とも結婚しません」と言うと「バカ、だれも読まんよ!ハッピーエンドだよ!」。

ジョーはすばらしいハッピーエンドを考えました!彼女はこれが書けるほどの経験を持っていました。

著作権を渡さず、自主出版に踏み切った? 小説家として生きる決意が決まった瞬間でした。作家オルコットが生涯独身でしたから、小説と結婚した瞬間でした。

母親マーミー(ローラ・ダーン)は、近所にご飯が食べられない家族がいると娘たちを連れて慰問に出向くという、とても慈愛に富んだ人でした。こんな母親に育てられれば、娘たちがどう成長するか分かります。ローラ・ダーンの表情がすばらしい。娘たちには自分の道を進めと励ます強い母でもあった。この作品のなかで好きなキャラクターとなると母親マーミーと長女のメグです。(笑)

ベスは身体が弱かっただけに家族はいろいろと助けてやらねばならないことが多かった。そして、ダンスパーティにも参加せずひたすらピアノを弾く姿は姉妹に大きな感動を与え、亡くなって家族を結束させる結果となりました。ベスの死は物語の大きな結節となっています。

四女エイミーは、幼いころジョーに嫉妬して彼女の原稿を焼き大喧嘩をし、成人してローリーを取り合う形になりましたが、ローリーがジョーと完全に切れたことを確認し、結婚はお金の為ではないと交際を始め、これを実らせていくというとてもしっかりした結婚感の持ち主でした。さらに自分が絵を描くことを辞める際、ジョーの力を認め小説家になることを勧めたのは彼女でした。

このように女性たちがとても強く、自らの意思で決める人生が描かれています。

この作品の見どころは、美術の優れたところです。 アーチ家とローレンス家、室内美術品、そして姉妹が着るフアアションが、当時に会わせるよう再現され美しいです。ダンスシーンが躍動的でこれがまたすばらしい。

「若草物語」を読んだことがありませんが、この作品でその良さが分かったと思わせる作品でした!
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